今回、仮想通貨のレンディングは、
やったほうがいいのか?
やらないほうがいいのか?
について話をしてこうと思うんですけども、堅い投資法が好きな人にとって、この仮想通貨のレンディングって割と魅力的に映る人もいると思うんですね。
仮想通貨業界では比較的「レンディング」ってリスクは低いと考えている人もいるんですけども、実際のところどうなのか?
これからやるかやらないかで迷ってる人もいるんじゃないかなと思います。
ただ今回、話すレンディングのリスクをちゃんと理解しておかないと、最悪持っている仮想通貨を全額失う可能性もあって取り返しのつかない事になってしまいます。
今回、実際に私がリスクを承知で、試しに半年間レンディングをして検証したデータを含めて、公開しながら解説していこうと思いますのでぜひ最後まで読んでほしいなと思います。
なぜレンディングで大切な仮想通貨を預けるのか?
仮想通貨のレンディングをやる理由として簡単シンプル放置でコインを増やしていくことが出来るって事だったりとか、仮想通貨取引所に置いとくだけではもったいないということで、実際これを読んでいて仮想通貨持ってる方なら分かると思うんですけども、仮想通貨って上がったり下がったりの繰り返しで、どっちかって言うと退屈な期間を過ごす時間のほうが長いんじゃないかなと思います。
だったらその間に持ってる仮想通貨をどこかに貸し出して、増やした方がいいんじゃないかと考える人もいると思うんですね。
また銀行よりも利率が高いということで、普通の銀行に貸すと0.01%とかほとんど雀の涙のようなものだと思うんですけども、そんな銀行に比べると仮想通貨の場合って数パーセントとか増えるんで、結構おいしいなと感じる人もいると思うんですね。
というわけで、仮想通貨のレンディングっていうのは、簡単シンプルで放置でOKだったり、仮想通貨の取引所だけに置いておくだけではもったいないと言う人だったり、銀行に預けるよりもレンディングした方が得だといった理由でレンディングをやってる人も多いでしょう。
実際に仮想通貨レンディングでUSDCを半年間預けて金利でいくら増えたのか?
ただ実際に仮想通貨のレンディングをやってみないことには、どんなものかわからないということで、私自身これをコンテンツにするためにも、約半年間あるレンディングできる場所に預けてみました。
というわけで実際にそのデータを公開してみたいと思います。
私の場合、USDCのコインをだいたい日本円にして70万円位で、貸し出してみました。
賃借料のパーセンテージは毎月変わってたんですけども5%〜7%ぐらいを推移して、半年間ぐらい貸し出しました。
その結果、仮想通貨のレンディングで貸し出した金利によって、おおよそ半年間で大体3万円ぐらい増えました。
ただ放置してるだけでこのぐらい増えたという形なんですけど、今回はたまたまUSDCが余ってたので、仮想通貨のレンディングに貸し出してみました。
全財産失う可能性もある仮想通貨レンディングのリスクを解説
「え、何もしないで貸し出すだけで半年で3万ぐらい増えるならやりたいかも…」
と思われる人もいるかもしれませんが、私自身今現在この仮想通貨レンディングを行ってるかっていうと一切行っていません。
「一体なぜ?」
ここからそんな仮想通貨レンディングに関してのリスクを話してこうと思います。
仮想通貨のレンディングというのは預けた仮想通貨がどこでどう運用されてるのかまでは分かりません。
レンディングを行う業者の中にはたまに高いパーセンテージの賃借料を提示しているところもあると思うんですけども、この賃借料が高ければ高いほど
そのレンディング業者がリスク高い運用方法を取っている可能性もありますので、そうするとやらかしてしまう可能性も出てきてしまいます。
ただ単に賃借料の高さだけで選んでしまうと大きく失敗してしまう可能性もありますのでそこら辺も気をつけてほしいなと思います。
そしてまたレンディングを行う際に注意すべき点として、預け先が倒産してしまうと全額失うリスクがあるってことですね。
実際にこの記事を執筆後に事件は起きました。
仮想通貨取引所のFTXの破産。これには驚きました。
2014年に起こったマウントゴックス事件が霞んでしまうほどの負債総額数兆円。
そしてあのレンディング業者でも有名だったBlockFiまでもが破産しました。
私自身、BlockFiに関しては数年前にレンディングの金利が比較的高い割に、安全性も他の会社に比べて高いという認識だったので、仮想通貨のレンディングを行うのであれば預け先の1つとして一瞬だけ考えましたが、結果としてリスクを天秤にかけてみてやめることにしました。
本当にいくら大きい取引所だろうが、事件が起こる可能性ってのはゼロではないっていうことですね。
これを読んでいる人も気をつけてください。
銀行なんかは現金を預けていても1千万円までは保証されますとかあると思うんですけど、仮想通貨は国ごとの規制管理の基準のあるものの、そこまで保証されるものではないと思っていたほうが良いです。
ただ仮想通貨業界を見ていればわかります。
「リスク上等!」
みたいな頭のネジが外れた、失ったら失ったでしょうがない…みたいな人も多かれ少なかれいるんすよね。
どうしても仮想通貨レンディングを行おうか迷っている人が知っておきたい注意点
そういった人に伝えたいのは、仮想通貨のレンディングの注意点として必ず規約を読むっていうことですね。
先ほど仮想通貨のレンディング業者が倒産した場合、返される保証はないよっていうことね話したと思うんですけども、そういう重要なことって小さく書いてあるもんで、よく確認しておくことです。
仮想通貨を取引所に置いていたのか、それともレンディングしていたのかによっても保証の条件が変わることもあります。
というわけで最後に私自身の仮想通貨のレンディングに対しての考え方をシェアして終わりにしようと思うんですけども、あなたがレンディングをやろうかどうか迷ってるのであれば、最悪失っても良いと思えるぐらいの仮想通貨を遊びで預けるまでとして、間違ってもレンディングは大金を預けるもんじゃないです。
そしてその仮想通貨を預け先から引き出す際の手数料を考えること。
賃借料のパーセンテージが低いくせに、それを引き出す手数料が高かったらプラマイゼロです。
つまり自分の保有する仮想通貨のリスクだけ長期間晒さないと、満足いくようなリターンは得られないことになってしまいます。
そしてその年の取引が多いと日本国内に居住している人は、確定申告するのに税理士の費用ってかかってくると思うんですね。
取引額にもよりますが、税理士費用だけで数十万掛かってくることもざらでしょう。
レンディングに貸し出して、大して利益になってないわりに、税理士などに払うお金と時間のコストが高くなる可能性もありますので、そうなるとやる意味がないということですね。
仮想通貨の未来を信じて当分、保有してようと考えてるコインもあるかもしれません。
そういったものを貸し出してしまうと先程と述べたようなリスクが降りかかってしまった時に、本来長期保有によって大きい売却益を得られるはずだったものが、全てゼロになってしまったりとか、レンディングの預け先によってはすぐにコインを引き出せなくなってしまうと、せっかく値上がりした時に売れずに下がった後に預け先から戻ってくるって言うねパターンもありえますので注意して欲しいと思います。
ついでにダメ押しで言うと、そしてそもそもの話、レンディングに預ける時点で買ったコインミスしてるんじゃないかっていうところも考え直して欲しいんですよね。
ですので私自身も今現在、レンディングは行なっていませんし、そもそもリスクを晒してまで預けてしまうコインってどうなのって思ってしまうんですよね。
というわけで今回のまとめ。
やはり仮想通貨のレンディングはやるとしても遊びの範囲だけであって、本当に大事な資産はレンディングに預けない方がいいと思うんですね。
というわけでこれから仮想通貨のレンディングを行うと考えてた人は今回のリスクを頭に入れた上で今後どうするかを考え直してみると良いかと思います。
最後に仮想通貨を取引所やアプリのみで保有するのはリスク大です。
資産を失わないように安全に保有するなら絶対に欠かせないハードウォレット「Ledger Nano S」
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